米国の学校生活~Last day of school編~
一般的に、公立の学校の年度については日本が4月から3月、米国やヨーロッパが9月から8月といわれていますよね。
概ねそのようになっていると思いますが、こちらは地域によって数週間のずれがあるようです。私の子供が通う学校では、初日が8月20日ごろ、最終日が6月10日ごろとなっています。この間の2か月ほどが夏休みとなります。日本と違って宿題も全くありません!
今年はコロナの影響で3月中旬から家庭学習となっていて、それ以降登校しないまま終了となりました。今年度は本来6月11日が最終日の予定だったのですが、それも9日に切り上げられました。10日と11日は先生方の研修だそうです。。。
例年は最終日が近づいてくると、通常授業が減ってきて、思い出作りのパーティーなどが行われます。教室でパーティーをしたり、映画を見たり、近所の公園でBBQをしたり、クラスによって(先生の趣味で)色々な企画があるようです。
今年は最終日が2日も早くなったし、オンライン授業や課題は最後まであるのかと思ったら、通常授業は6月5日まで。
残りは簡単なオンラインミーティングと、オンラインで一緒に映画たり、ゲームをしたりしていました。上の子の先生がディズニー好きで、リロアンドスティッチをオンラインで流していましたね。
例年は、イヤーブックというアルバムを購入し、友達にメッセージを書いてもらったりしていますが、今年は当然できません。イヤーブックもコロナの影響で作成が遅れており、いつ手元に届くかわからないようです。
8月から平常に戻っていることを祈るばかりです。
主夫はじめての挑戦~シフォンケーキ編~
日本では、料理は全くしておらず、結婚する前に一人暮らししていたころは100%外食でした。
そんな私が渡米後は主婦として炊事もするわけです。
いつもはできるだけ簡単に調理できるものを選んでいますが、子供の誕生日等の特別な日には、リクエストを受け付けて新しいメニューにチャレンジすることがあります。
今回は紅茶のシフォンケーキを作った時のレシピとポイントを記載しておきたいと思います。なお、初めての挑戦なので途中で写真を撮る余裕はありません。
①材料
卵白のボール
・卵白4個分(冷蔵庫に入れておく)
・砂糖30g
卵黄のボール
・卵黄4個分
・砂糖40g
・オリーブオイル35g
・水50g
・薄力粉80g
・紅茶ティーバック一つ
・ベーキングパウダー小さじ1/2
②作り方
1.ティーバックを破り、薄力粉、ベーキングパウダーと一緒にふるっておく。
2.卵黄と砂糖をよく混ぜる。ハンドミキサーを使って白っぽくなるまで混ぜました。
3.2に油を加え、再びよく混ぜます。(←ここで170℃(340℉)にオーブンを予熱し始めました。)
4.3に1と水を加えさらに混ぜます。
5.卵白を混ぜます
6.5に砂糖を数回に分けて混ぜます。
7.砂糖をすべて投入したら、角がちょっとお辞儀する程度まで混ぜます。最後に低速で数秒混ぜます。
8.7の1/3を4に入れ、全体が同じ色になるところまで混ぜます。
9.8に7に残っている卵白の半分を入れ、底からすくうように5~6回混ぜます。
10.9に残りの卵白を入れマーブル状になるように3~4回混ぜます。
11.10をシフォンケーキの型に高いところから一気に流し込みます。何度かトントンして空気を抜きます。
12.170℃(340℉)のオーブンに入れてで30分待ちます。
13.逆さにして冷めるまで待ちます。
14.適当に切って食べましょう。
③ポイント
・色々なレシピを見たのですが、卵白と卵黄の消費量が同じものを選びました。
・紅茶のシフォンケーキでは、まず熱湯で紅茶を入れて冷ますように書いてあるレシピが多かったのですが、面倒なので小麦粉と一緒にふるってみました。ちゃんと作ったものと比較できないのでよくわかりませんが、十分紅茶の香りがしていたと思います。
・空気が入りすぎると大きい気泡ができてしまうらしく、卵白を最後に低速で混ぜたり、型に入れる際に空気が入らないように気を付けました。
・焼けているかの判断は、表面が膨らんで裂けている部分も茶色くなっていたらOKらしいです。
以上の作り方で、一応ふわふわの紅茶のシフォンケーキができました。
慣れていない私が一番緊張したのは卵白を卵黄を分けることです。卵黄が割れて卵白と混ざらないか心配でしたが、そこをクリアすれば後は混ぜて焼くだけだったので特に問題はなかったと思います。
子供たちも喜んでいたのでまた作りたいと思います。
米国の学校生活~teacher appreciation week編~
米国の学校に子供が通うことになって、色々なことに驚かされています。
その中で、一番驚いた teacher appreciation week のことを書きたいと思います。(この習慣は全米のものだと思いますが、実際に何をするのかは地域や学校によってかなり違いがあるようです。)
このteacher appreciation week(ティーチャーアプリシエーションウィーク)ですが、要するに「先生に感謝の気持ちを伝えよう!」という1週間です。5月最初のフルウィークがteacher appreciation weekで、その週の火曜日がteacher appreciation dayとされています。
私個人としては、先生への感謝を強要するかのような日が存在していることにまず驚きました。で、この前の週に、学校から”来週はteacher appreciation weekだよ!”というご連絡をいただきます。。。
保育園などは、入り口付近の通路にチョークが置いてあって、先生へのメッセージを子供が地面に書いたりする、ほのぼのした企画もあったりします。しかし、もちろんそれだけではありません。
私の子供が通う小学校では「先生のランチを用意しよう」というものがあり、サンドイッチやスナック、フルーツ、コーヒーなどなどが差し入れられます。その他に先生にプレゼントを渡す人が多くいます。日本では、公立学校の先生に個人的にプレゼントなんてしないし、受け取らないですよね⁉
一番お手軽なのがギフトカードで、我が家では通常20~25ドルのギフトカードとクッキーやチョコレートにメッセージカードを添えて渡しています。他にも花束、カップケーキ、手作りの飾り?を持って登校する子供をよく見かけます。
先生によっては「私はAmazonをよく使うのよね~」とか「Targetが好きなの」とか生徒に伝えてくる人もいます。まぁ、こちらも悩まなくて済みますが、日本人としては感情的に受け入れにくいのではないでしょうか。
今年はロックダウン中だったのですが、しっかりメールでご連絡いただきました。こちらの文化ですので、子供たちの担任にAmazonのギフトカード25ドルずつと、子供にメッセージを書かせて、それを持った写真をお送りしました。
他の地域の主婦の方に聞いたところ、その学校ではみんなでお金を出し合ってプレゼントを買うほかに、個人的にもプレゼントを贈るそうです。他の方は学校から50ドル以下にするように通達があるとおっしゃっていました。ですので私の住む地域は負担が軽い方なのかもしれません。
初めてのteacher appreciation weekを経験する方は、近所の人に相場を聞いた方がいいかもしれませんね。
駐在帯同者の最初の関門⁇ SSN取得
私が妻の米国赴任に帯同して渡米したのは今から3年前、2017年の7月でした。
私の今までの経歴などはそのうち暇なときに書きたいと思いますが、帯同を決断するうえで最も問題となったことは「英語が全くしゃべれない」ということです。
さて、米国で生活するうえで、ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)を取得することは避けて通れない道です。SSNは、日本のマイナンバーのようなもので、運転免許の取得、税金の支払い、銀行口座開設、クレジットカード発行、携帯電話の契約などなどに必要(なくてもできる場合もありますがあった方が便利)で、渡米後できるだけ早く取得した方がいいです。が、早すぎると入国情報が登録されていないので2週間を目途に行った方がいいらしいです。
お近くのソーシャルセキュリティーオフィスで無料で入手できるのですが、必要書類をそろえるのが手間だったり、私のように英語が全くわからない方にはオフィスで担当者と話さないといけないのが、高い壁となるでしょう。
https://www.ssofficelocation.com/local-social-security-office
実際の必要書類や入手方法、書類の書き方等はいろんな方がブログに記載されているようなので、私から新しい情報は特にないです。
ただ、英語がしゃべれない人が一人でソーシャルセキュリティーオフィスに行くとどのようなトラブルが起こるのか、私の経験を書いておこうと思います。あくまで、私の話ですのでご了承ください。また、3年前なので記憶違いがある可能性もあります。
まず、かなり混んでいるという話を聞いていたのでオープン30分前ぐらいにオフィスに到着。それでも30人程が待っていました。しばらく待って、オフィスに入りましたが、どの書類に記載するのかがわかりません。もちろんスタッフはいますがしゃべれないので聞きません。何種類かおいてある書類からそれっぽいのを感で選びます。
① 記載すべき書類を確認してから行きましょう!
書類を記載し、窓口に行くと当然なにやら話しかけられます。ゆっくり話すようにお願いしてみますが、よく聞き取れません。困っていると、何語が話せるのか聞かれ、元気に「ジャパニーズ!」と答えると、どこかに電話をかけています。そのまま受話器を渡され、耳に当ててみると、日本語の通訳さんでした。
② 何言ってるか本当にわからないと通訳に電話してくれる
質疑応答を日本語で済ませると、次の窓口に行くように言われます。
次の窓口で、SSNの申請を受け付けた旨が書いてあるっぽい書類を渡され、いつ郵送されるか教えてくれたような気がしました。
そして、疲れ果てて家に帰ると、、、書類の住所が違う!名前も違う!
もう一人では対応できず、英語が堪能な妻と一緒にオフィスに行って訂正してもらいました。
③ オフィシャルな事務手続きでも相手を信じてはいけない。必ず隅々までチェック!
一番確実なのはしゃべれる人に付いて行ってもらうことですね。。。
米国の治安
日本でも緊急事態宣言が延長されたようですね。
私が住むカリフォルニアでもロックダウンが続いています。
このロックダウンが始まったころ、夜遅い時間にスーパーに買い物に行ったら、駐車場で若い男性数人が集まってお酒を飲んでいて危険を感じたことがあります。
また、ある日本食スーパーでは、買い物が終わって車に乗ったところ、助手席側のドアから人が入ってきて財布を取られたという話を聞きました。さらにその2週間後、同じ駐車場で、車に乗った人を無理やり降ろして車ごと走り去るという事件が起こりました。
治安悪化の原因としては以下の2つかなと思います。
・ロックダウンで人通りが少なくなると治安が悪化する
・生活が苦しくなった人が犯罪に走る
アメリカでは、日本と違って道1本隔てて急に治安が悪くなる場所があったりします。
治安が悪いことで有名な、ロサンゼルスのスキッドロウのような超危険地帯もありますが、普通の町にも明らかに治安が悪い場所や、ちょっと治安悪いなぁ~という場所があります。
私の思う治安が悪い場所の特徴をいくつか書いてみたいと思います。(私の主観ですので違う場合や当てはまらなくても危険な場所はあると思います。)
レベル1:落書きが多い
レベル2:誰も歩いていない
レベル3:道端にショッピングカートが置いてある
レベル4:そのショッピングカートに物がいっぱい入っている
レベル5:道端にテントが張られている
レベル6:建物の窓に鉄格子がつけられている
レベル7:ドアにも鉄格子がつけられている
レベル10:インターネットの情報で危険だと書いてある
私でしたらレベル4ぐらいで立ち止まらずに早歩きで通り過ぎる、レベル5で子供と一緒だったら引き返す感じです。レベル7あたりは車でも通りたくないです。また、初めて行く街は危険な場所がないか調べて、近づかないようるするのが大切だと思います。
一度、ロスで超危険地帯のスキッドロウに車で入ってしまったことがありました。昼間だったのに入った瞬間に‘’ヤバイ”と分かるほど雰囲気が変わります。このような危険だと一般に情報が出ている場所には本当に近づかないほうがよいでしょう。
日本の危険な場所とは危険の度合いが違いますからね。
お互い気を付けましょー
文化の違い~マスク編~
ご存じの方も多いと思いますが、マスクに対する考え方は国や地域ごとに違うようです。
私はかなり前から花粉症なので、日本にいる頃は冬のインフルエンザの季節から4月の中旬まで毎日マスクをしていました。カリフォルニアに引っ越すとき「日本とは木や草の種類がちがうし、気候も違うから花粉の影響がなくなるかも」なんて期待をしていました。。。この期待は最初の春に打ち砕かれたのです。
春先には目で見える程にそこらじゅうの木から黄色っぽい粉がフワァ~ーーっと舞い上がります。当然のようにくしゃみと鼻水が止まらなくなり、目もショボショボ。
ドラッグストアでもアレグラ等の抗アレルギー薬が大きいボトルに入ってたくさん並んでいますので現地の方もアレルギーの方は多いように推察されます。
しかし!これまで外でマスクをしている人を見たことがありませんでした。マスクを見たのは病院と歯医者で働いている人だけなのです。
こちらでは「マスクはかなり重い感染症にかかった人がするもの」という意識があるようで、マスクをして外を歩こうものなら周りから白い目で見られ、人が遠ざかって行ったに違いありません。
実際、こちらでインフルエンザに感染した際は、その場で看護師さんからマスクを渡されました。
新型コロナウィルスが蔓延し始めたころも、マスクは意味がないというコメントが多くみられました。ところが、実際にロックダウンされてからはアジア系の人がマスクをし始め、1週間たったころから欧米系の人もようやくマスクをし始めました。今ではマスクをしていない人のほうが少数派です。
新型コロナがマスクに対する感覚も変えていくのかもしれません。
これで花粉の季節にもマスクをして外出できるようになるでしょうか!?
ロックダウン中のお買い物
ロックダウン中は必要不可欠な事業以外は休業となっています。
ですが、通常のスーパーやガソリンスタンド、ドラックストア等は営業していますし、車社会のアメリカでは車の修理に関連するお店も開いています。
また、不要不急の外出は禁止されている一方で、体調管理のための散歩やジョギング、サイクリング等は許可されています。ただし、他人とは6フィート(約1.8メートル)以上の距離をとらないといけません。
もちろん、私自身は新型コロナの感染リスクを減らすため、他人と近付かないように気を付けていますし、買い物も週1回程度でまとめ買いするようにしています。
そんな中、今日は9日ぶりの買い出しに出かけました。
私が最もよく行くスーパーは近所のトレーダージョーズというお店です。(アメリカのスーパーマーケット事情は別の機会に書きたいと思います。)
このお店では店内の「密」な状態を避けるため、店外で列を作って待っています。ここでも6フィートごとにテープでマーキングされているので、距離を取って待ちます。
お店の入り口では、ショッピングカートにたっぷりと消毒液をかけてくれます。。。
もちろん両手にも消毒液をシュッシュしてくれます。
これまで近所のお店では、いわゆるエコバックを持って買い物に行くので当たり前でしたが、店員の感染リスクを減らすため、その習慣もなくなり、店員が紙袋にすべての商品を入れてくれます。レジにはプラスチックのシールドが設置されています。店員さんが感染したら大変ですからね。新型コロナがエコバックや店員さんとのコミュニケーションの習慣を変えてしまいましたね。
店内の品ぞろえですが、ようやくトイレットペーパーも小麦粉も手に入るようになってきました。ただ、最近パスタが品薄な気がします。イタリアからの輸入が減っているのでしょうか。今日もスパゲッティもしくはリングイネが欲しかったのですが、ロングパスタは品切れで、ペンネだけが置いてありました。
その他は欲しいものが買えましたが、1回の食料品の買い物で初めて140ドルを超えました。
まぁ、食べることぐらいしか楽しみがないので、食費が上がるのは仕方ないと思っています。トレーダージョーズには面白いものも色々売っているので、そのうち紹介したいと思います。