文化の違い~マスク編~

ご存じの方も多いと思いますが、マスクに対する考え方は国や地域ごとに違うようです。

私はかなり前から花粉症なので、日本にいる頃は冬のインフルエンザの季節から4月の中旬まで毎日マスクをしていました。カリフォルニアに引っ越すとき「日本とは木や草の種類がちがうし、気候も違うから花粉の影響がなくなるかも」なんて期待をしていました。。。この期待は最初の春に打ち砕かれたのです。

春先には目で見える程にそこらじゅうの木から黄色っぽい粉がフワァ~ーーっと舞い上がります。当然のようにくしゃみと鼻水が止まらなくなり、目もショボショボ。

ドラッグストアでもアレグラ等の抗アレルギー薬が大きいボトルに入ってたくさん並んでいますので現地の方もアレルギーの方は多いように推察されます。

 

しかし!これまで外でマスクをしている人を見たことがありませんでした。マスクを見たのは病院と歯医者で働いている人だけなのです。

こちらでは「マスクはかなり重い感染症にかかった人がするもの」という意識があるようで、マスクをして外を歩こうものなら周りから白い目で見られ、人が遠ざかって行ったに違いありません。

実際、こちらでインフルエンザに感染した際は、その場で看護師さんからマスクを渡されました。

 

新型コロナウィルスが蔓延し始めたころも、マスクは意味がないというコメントが多くみられました。ところが、実際にロックダウンされてからはアジア系の人がマスクをし始め、1週間たったころから欧米系の人もようやくマスクをし始めました。今ではマスクをしていない人のほうが少数派です。

新型コロナがマスクに対する感覚も変えていくのかもしれません。

これで花粉の季節にもマスクをして外出できるようになるでしょうか!?